2021年12月、13年ぶりとなる宇宙飛行士の募集が開始されます!
今年は前澤友作さんが日本人の民間人として初となる国際宇宙ステーションに宇宙旅行したこともあり、少しだけ身近になった宇宙。
しかし、今回は旅行ではなく、仕事としてJAXAが宇宙飛行士の候補生を募集しています。
2021年開始の募集では、従来の募集条件が大幅に緩和され、より多くの人がチャレンジしやすくなっているそうですよ。
現に、日本テレビアナウンサーの辻岡義堂アナや弘竜太郎アナもチャレンジすることを公表していますね!
そこで気になるのは、「宇宙飛行士になるには虫歯があったらダメって聞いたけどほんと?」「視力に条件はある?」「募集要項はどんななの?」といったことではないでしょうか?
宇宙飛行士の条件や募集要項についてまとめています。
宇宙飛行士は視力の条件はある?目が悪いとなれない?
宇宙飛行士の募集要項(2021年募集開始)は?
宇宙飛行士は虫歯があったらダメ?なれない?
2021年の宇宙飛行士の候補生募集要項には、虫歯については何も記載されていませんが、虫歯があると宇宙へは行けないそうです。
ただし、きちんと治療して完治していれば問題ありません!
実際に、日本人初の宇宙飛行士となった毛利衛さんは、以下のような体験を話されています。
「95年の選抜では親不知とむし歯の治療をしないままに2次選抜に臨んだため、不合格通知の紙にはしっかりと『歯科治療の必要を認める』という一文があった」
引用元:sorae
実際に毛利さんが虫歯が原因で先行に落ちたことがわかります。
毛利さん、この事実を公表するのに勇気がいったのではないでしょうか。
私ならちょっと隠したくなっちゃいますが、きっと宇宙飛行士の大変な訓練と同じように虫歯治療がとても大切なことを伝えたかったのかもしれませんね。
でも、なぜ虫歯があるとダメなのでしょうか?
それは、虫歯で歯に空洞があると、ロケットや宇宙での激しい気圧変化で虫歯の中の空気が膨張し激痛が起こってしまうからなんだそう。
一般人には想像がつかないですがとにかく痛いそうなんです(; ・`д・´)
なので、宇宙飛行士は宇宙に行く前にフライトサージャン(医師)に虫歯チェックされるのはもちろんのこと、万が一宇宙で歯が痛くなってしまったときの訓練も地上にいるときに行われるそうです。
その訓練とは、「歯を抜く」訓練なんだそうです!
宇宙では歯を削ったり水をかけたりできないので、痛み止めを飲んでも治まらない場合は一気に抜いてしまうそうなんです。
「歯は命」とまで言われているのに、抜かなければならないなんて辛すぎますし、日常生活も困りますよね。
宇宙飛行士を目指される方はより一層虫歯ケアを頑張りましょう!
応募の段階では虫歯があっても大丈夫なので、ご安心ください!
宇宙飛行士は視力の条件はある?目が悪いとなれない?
宇宙飛行士になるための視力の条件は、矯正視力が両眼とも1.0以上で、色覚が正常であることです!
視力は裸眼ではなく、メガネやコンタクトを装着して1.0以上であればいいので、ほとんどの方は問題ないのではないでしょうか。
ちなみに、現在民間のパイロットなども視力条件が緩和されて、基準は矯正視力になっていますね。
宇宙飛行士の募集要項(2021年募集開始)は?
今回JAXAが募集する宇宙飛行士の候補生の募集要項で大幅に変更されたのは、応募資格です。
応募資格は?
宇宙飛行士の応募資格で大幅に変更されたのは、学歴と専門性が不問になったこと、身長や体重も大きく緩和されたことです。
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今回は多様な人材の応募を求めて学歴や専門性は不問とし、3年以上の実務経験(※)と医学的特性を満たしていれば応募可能となりました。そのため前回の2008年募集時までは求められた自然科学系の4年制大学を卒業していることや、3年以上の自然科学系分野での実務経験は不要です。
※修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなす
多様な人材に応募してもらうため、学歴と専門性を不問にし、宇宙船の改良で身長や体重制限が緩和されました!
ただ、体重については選考過程で評価されるようなので、極端な体型の場合は不利になりそうですね。
あと必要なのは聴力が正常であること、そして今回の応募資格からは外れたものの、訓練時までに泳げる必要があるそうです。
専門性と学歴が大幅緩和されたことで、多くの人に応募の門戸が開かれた印象です!
選抜スケジュール・選抜方法
1次審査はエントリーシートによる書類審査で、応募締め切りは2022年3月4日正午必着となっています。
既に募集が開始されています!
我こそは!と思う方、気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
まとめ
今回は13年ぶりに公募されている宇宙飛行士について、条件や募集要項をまとめました。
宇宙飛行士になるには虫歯はあってはダメですが、治療を受け完治していれば問題ありません。
また、宇宙飛行士の視力条件は、「矯正視力が1.0以上で色覚が正常であること」です。
宇宙飛行士の募集要項は、応募資格が大幅に変更され、学歴と専門性が不問になり、身長や体重も大きく緩和されています。
募集はすでに開始されていますので、興味のある方はチャレンジ頑張ってください!!
多くの方にチャンスがありますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!